読者からの質問にプロフェッショナルが答える「ベースボールゼミナール」。今回は打者編。回答者は現役時代、勝負強いバッティングで球場を沸かせた、元巨人の岡崎郁氏だ。 Q.少年野球の指導をしていますが、なかなかスキルアップしない選手がいます。指導で上達させるのが難しい技術はあるのでしょうか。(千葉県・30代) 史上初の遊撃2000試合出場の記録を持つ巨人・坂本勇人。打撃センスは入団時から際立っていた[写真=BBM]
A.プロ野球選手でも技術をすべて習得できるわけではない。生まれつき持っている「天性」はあるかと思います プロ野球の世界に入ってくる選手であっても、指導ですべての技術が身に付くわけではありません。指導せずともすでに身に付いている、「天性」と言われるものはあると思います。私は巨人二軍打撃コーチ時代にプロ1年目の坂本勇人を見ていますが、当時18歳ながら技術面の課題はありませんでした。あってもそれは体力がつけば改善できることばかり。当時、坂本に対してはとにかく柔軟性を失わないように、パワーをつけていくことのみを考えていたほどです。
坂本はタイミングの取り方もゆったりしているし・・・
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