ベースボールゼミナール

【外野守備】外野を守るときフェンスが気になる…どういうことを考えて守れば、気にならないようになる？／元西武・平野謙に聞く

2025年3月12日(水) 11:00 0

読者からの質問にプロフェッショナルが答える「ベースボールゼミナール」。今回は外野守備編。回答者はゴールデン・グラブ賞に9度輝いた名手、元西武ほかの平野謙氏だ。

Q.外野を中心に守っています。外野を守るとき、どうしてもフェンスが気になります。どういうことを考えて守れば、気にならないようになるでしょうか。(10代・学生)

フェンスまでの距離は常に頭の中に入れておく。フェンス際の打球の処理は外野手の醍醐味と考えよう[写真=Getty Images]

A.常に自分の位置とフェンスまでの距離を頭に正しい落下地点を判断するのもポイント

　特にフェンスの状態が悪いときは気になるでしょう。プロの本拠地ともなれば現在はどこも問題ないと思いますが、昔はプロでもコンクリートのフェンスで、体ごとぶつかってケガを負うことはよくありました。そう言えば先日、中日と日本ハムの練習試合(北谷)で中日の左翼を守っていた選手が打球を追って、そのままフェンスにぶつかって担架で運ばれました。特に問題はなかったようですが、打ちどころが悪ければ選手生命の問題にも関わってきます。

　まずは・・・