ベースボールゼミナール

【外野守備】肩の弱さをカバーする方法はある？／元西武・平野謙に聞く

2025年5月1日(木) 11:00 0

読者からの質問にプロフェッショナルが答える「ベースボールゼミナール」。今回は外野守備編。回答者はゴールデン・グラブ賞に9度輝いた名手、元西武ほかの平野謙氏だ。

Q.ポジションは外野手ですが、肩は弱いほうで、いつもチームに迷惑を掛けています。肩の強さは天性のものと言われていますが、何とかならないでしょうか。(10代・中学生)

現役時代の平田良介[中日]は肩は決して強くなく、守備は苦手だったが、練習を重ねて驚くほど成長した[写真=BBM]

A.肩は強くなくても、ほかの面でカバーできる。捕り方、投げ方などを工夫して練習に取り組もう

　前回、「肩が強いではなく、肩がよいと言われるような選手を目指しましょう」という話をしたと思います。強肩は素晴らしい武器ですが、それに頼り切るのではなく、受け手のことも考えて素早く正確に投げることも大切であるという話をしたと思います。今回もある意味、同じような答えになると思います。肩が弱いというのなら、そこで勝負するのではなく、それ以外の部分を練習し、肩の弱さをカバーすればいいのです。

　例えば・・・