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the Challenger 挑戦者の決意2026

オリックス・九里亜蓮インタビュー 鉄腕の純心「意地でもマウンドから降りないという姿を見せていきたい」

 

プロ13年目。積み上げてきた実績と経験値は誰にも負けない。それでもなお、挑戦への歩みを止めないベテラン右腕を突き動かすものは何なのか――。球界屈指のスタミナを携えて腕を振り続ける鉄腕の流儀に迫る。
取材・構成=中野聖己 写真=高原由佳、BBM


キャンプ初日に直球350球


 海外FA権を行使して広島からオリックスへ移籍した昨季、チームトップの11勝を挙げ、チーム最多の164回1/3を投げた。先発の柱としてチームの勝利のため、気迫を前面に出して腕を振り続けたベテラン右腕は新天地でも輝きを放った。

――移籍1年目の昨季、初めてのパ・リーグの野球は率直にいかがでしたか。

九里 セ・リーグとパ・リーグで野球の違いは感じました。DH制なので気を抜けるところがないし、打線としてずっとつながっている。振ってくるバッターも多いですし、一番から九番までホームランを打てるバッターも並んでいますから、そういう違いは感じましたね。

――シーズン通して先発ローテーションを守り抜きました。1年目から結果を残せた要因をどう自己分析していますか。

九里 移籍当初から、本当にいろいろな選手が溶け込みやすい雰囲気をつくってくれました。キャッチャーともいろいろな話をしながら試合に入っていけましたし、僕は球種が多いので、キャッチャーは本当に大変だったと思うんですけど、ゲームの中でコミュニケーションを取りながらできた。僕が出した結果というよりも、チームメートが引っ張ってくれたおかげだと思っています。

――試合中の打者に対しての対策はその都度、話し合いながらですか。

九里 僕が投げているボールの感覚と捕っているキャッチャーの感覚は違うかもしれないですし、そういうところもしっかりコミュニケーションを取りながらやっていきました。

――データを見ると、2巡目のほうが被打率が低いです。1打席目の結果から対策を練った効果も出ているのでしょうか。

九里 そういうのもあるかもしれないですし、1巡目は前の試合のデータなどを見て探り探りで入る試合も多かったので、球数が増えてしまった面もあると思います。今季はそこも工夫をしながら、やっていかないといけないですね。

――被本塁打率0.38(164回1/3で7本)は素晴らしい数字です。

九里 たまたまです。ただ長打を打たれないようにと、変に考え過ぎてはいません。6回3失点という先発として最低限の役割を毎試合クリアするためにやっていった結果、1点でも少なく、長いイニングを投げられればいいと思ってマウンドに上がっています。

――防御率もキャリアハイでした。年齢を重ねても好成績を残せる、進化し続けられる秘訣はありますか。

九里 現状維持のままシーズンを戦い抜いていこうと思っても・・・

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