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the Challenger 挑戦者の決意2026

中日・石伊雄太インタビュー 進化する司令塔「目指すのは最終的には勝てる捕手。勝って試合を終わらせることが一番大事」

 

まもなく新しいシーズンが幕を開けるが、ドラゴンズの開幕マスクは間違いなく、この男だろう。ルーキーイヤーの昨年は6月から先発マスクに定着し、多くの投手をリードし、捕手として大きくレベルアップした。正捕手の座を揺るぎないものとする2年目が始まる。
取材・構成=牧野正 写真=榎本郁也、早浪章弘


1年目の収穫と課題


 ルーキーイヤーの昨年は85試合に出場し、うち76試合で先発マスクをかぶった。近大工学部から日本生命を経てドラフト4位でのプロ入り。すでに25歳という年齢を考えても1年目から勝負のシーズンになることは分かっていたが、まさか自分がチームの捕手のなかで一番多く試合に出場できるとは思っていなかっただろう。ただ、このチャンスを手放すつもりはない。2年目の今季はさらに出場数を増やし、誰もが認める正捕手の座を手に入れるつもりだ。

――まもなく開幕ですが、現在の気持ちを教えてください。みなぎっているのではありませんか。

石伊 自分の置かれている立場を考えれば、開幕一軍はもちろん、開幕スタメンというのは狙っていかなければいけないと思っています。ただ現時点(3月12日取材)で言えば、まだそのために必要な結果は出ていないと思っていますし、自分の中でも物足りないなという気持ちがありますね。

――昨年の開幕前と比べて、気持ちの変化はどういったところでしょう。

石伊 いい意味でですけど、気持ちに余裕があります。1年前に比べると野球以外のところで気を使うということはなくなっているので、そこは大きな違いかなと思います。開幕に向けて準備することは分かっていますし、そこはしっかりできているのかなと。

――それは2月の春季キャンプを充実して過ごせたということも関係しているのでしょうか。

石伊 キャンプも2年目なので、より集中してできたというのは、確かにありますね。練習量もたくさん確保できましたし、やるべきことはやってきたし、しっかりできたというのはあります。

――春季キャンプの一番のテーマはどんなことでしたか。

石伊 体力づくりです。もちろん技術面のレベルアップもそうなんですけど、昨年はシーズン後半にかけて体がばててしまったというところがありました。そうした反省もあって、キャンプではシーズン中はなかなかできなかった練習終わり、試合終わりのウエート・トレーニングを取り入れたりするなど、体づくりのトレーニングは意識していましたし、しっかりできたかなと思います。

――ルーキーイヤーの昨年は率直にどんな一年でしたか。

石伊 本当にいい経験をさせてもらったというか、1年目からあれだけ試合に出させてもらうことができました。捕手というポジションは、やっぱり試合での経験が一番だと思いますので、自分では本当に大きかったと思います。もちろんまだまだですけど、いろんな投手と組むことができたり、打席数もそうですけど、試合に出ることでより多くの経験を積めたのは良かったと思いますし、自分にとってもプラスでした。充実したシーズンだったことは間違いないです。

――その中で一番感じたことは、どんなことでしたか。

石伊 やはり捕手のことになってしまいますけど、どれだけ勝っていても少しのミスだったり、ちょっとしたことがきっかけで・・・

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