週刊ベースボールONLINE

the Challenger 挑戦者の決意2026

ヤクルト・吉村貢司郎インタビュー 冷徹なる闘志で「最多勝も、最優秀防御率も、投手タイトルは貪欲に狙っていきたい」

 

2度の指名漏れを経験し2023年にドラフト1位で入団。マウンドでは淡々と腕を振り、冷静さを崩さない。その一方で、周囲から親しまれる柔らかい一面を持つ。不器用さを自覚しながらも地道な努力で力を伸ばしてきた。さらなる進化を遂げ、先発陣の柱として期待がかかる。
取材・構成=長谷川晶一、菅井真凜 写真=湯浅芳昭、川口洋邦


4年目に初の開幕投手


 満を持して池山隆寛監督が誕生し、4年ぶりのV奪回を目指すヤクルト。その大事な開幕戦のマウンドを託されたのがプロ4年目を迎えた吉村貢司郎だ。自身初となる開幕投手に指名された2年連続チーム最多勝投手は、決戦のときを目前に控えて何を思うのか。

――池山監督初陣となる開幕戦のマウンドを託されました。15日の試合後に行われた出陣式でのサプライズ発表でした。

吉村 その数日前に監督から告げられました。チームとして一発目の大事な試合を任されたことへの喜びと同時に責任感も感じています。チームに勢いを与えるためにもスタートダッシュが大切なので、万全の状態で臨みたいです。

――昨年、シーズン終盤の9月には4戦4勝で月間MVPに輝きました。いい流れで今季に臨めるのでは?

吉村 あの時期は思うようなボールを投げられていたし、援護点にも恵まれ、とても投げやすい状況が続いていたけど、それは野手陣の皆さんのおかげでした。理想は1年を通じてこの状況を続けること。先ほど、「スタートダッシュが大切」と言ったけど、シーズンを通じてしっかり投げ続けてチームの勝利に貢献することも重要。スタートから好調を維持して、それをシーズン最後まで続けていく。簡単なことではないけれど、一つでも多く勝ってチームの優勝に貢献したいです。

――過去2シーズンはチーム最多勝。プロ4年目を迎え、大黒柱としての意識も芽生えつつあるのではないですか。

吉村 これまで、規定投球回に達したこともないし、2ケタ勝利を挙げたこともないので、まだまだ大黒柱とは言えないし、僕はもっともっと成長しないといけない立場。監督、コーチからも、チームメートからも信頼、信用してもらえるような投手になるために、もっともっと頑張らないといけないと思っています。

――春季キャンプにおいて、「今季はストレートを磨きたい」と語っていました。その狙いは何でしょうか。

吉村 有利にピッチングをするためにも、三振を奪える空振りや、カウントを整えるファウルを奪えるようなストレートが重要になってくるので、「その質をもっと高めたい」というのが狙いでした。ストレートの質は、去年と比べて徐々に良くなっているという手応えは感じているけど、まだまだだと思っています。

――ストレートの質を高めるために意識したこと、取り組んだことは?

吉村 僕は器用でもないし、センスもないし、実は運動音痴なんです(笑)。アマチュア時代はコントロールも悪かったし・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

キーマンインタビュー

キーマンインタビュー

チームにおけるキーマンに語ってもらう連載

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング