ボールが速くなく、コントロールと投球術で抑えていた安田は、技巧派ではあったが打者から逃げずに勝負した「本格派」でもあった 静かに始まった大記録への道のり 1973年7月17日、甲子園での阪神戦。6回途中から登板したヤクルトのサウスポー・安田猛は、8回裏にピンチを迎えた。一死二塁で右打席に立つのは、四番の田淵…