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荒木大輔のPitching Analysis

ロッテ・佐々木朗希 スライダーを交えて立て直した投球 要所でギアを上げてF打線に得点許さず/荒木大輔のPitching Analysis

 

先頭打者を許しても併殺打でピンチを拡大させない投球が光った佐々木[写真=高原由佳]


 ぺナントレースとは違う緊張感が漂うクライマックスシリーズ(CS)。日本ハムとのファーストステージ初戦(エスコンF)に先発したロッテ佐々木朗希投手ですが、初回先頭の淺間大基選手を四球で歩かせてしまいます。大事な一戦で力みがあったのか、直球が抜け気味でした。日本ハムがこの走者をどう生かすか注目しましたが、二番・清宮幸太郎選手の3球目に盗塁。しかし、肩がそれほど強くない佐藤都志也捕手が二塁へストライク送球を見せ、アウトに。清宮選手も四球となりましたから、結果論ですが日本ハムは制球の定まらない佐々木投手に対して、もっとじっくり攻めても良かったところだと思いました。

 佐々木投手はスライダーを多めに交え投球を立て直し、3回以降は本来に近い形になってきました。4回は先頭のレイエス選手に右前打で出塁を許しましたが・・・

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荒木大輔のPitching Analysis

荒木大輔のPitching Analysis

高校時代は甲子園で活躍、プロ入り後は主にヤクルトで現役生活を送り、西武、ヤクルト、日本ハムでコーチを務めた荒木大輔氏が鋭い視線でピッチングを分析する。

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