
11月5日、橋上秀樹監督[右]と記者会見に臨んだ稲葉大樹は大粒の涙を流した
新潟一筋18年の現役生活で、放った安打は966本。独立リーグのルートインBCLから、球団が今季ファームに初参加したことで、40歳になる年の“NPBデビュー”を果たしたミスターアルビレックスが現役引退を決めた。
「18年間、携わっていただいたすべての皆さんに感謝しています」
11月5日、新潟市で開かれた記者会見で稲葉大樹が今季限りでの引退を表明した。職員から花束を手渡され、高校の先輩で恩師でもある橋上秀樹監督(来季から
巨人コーチ)の隣に並ぶと、その目から大粒の涙がこぼれ落ちた。
「苦しいことのほうが多かったが、サポーターの歓声に支えられ、どんなときでも前を向いてプレーできました」
大学を卒業した年の2007年、22歳で創設したばかりの新潟に入団した。11年に就任した橋上監督の打撃指導の下・・・
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