
壇上に立ち、学生へ講義をする池田社長
11月中旬、1年目のシーズンを終えたばかりの池田省吾球団社長は、大学の教壇に立っていた。企業経営者を講師に迎える講義のゲストとして、学生に球団経営や静岡県におけるハヤテ球団の持つ意義を伝えていく。講義冒頭でのアンケート、約20人の受講生のうち「球場でハヤテの試合を見たことがある人は?」という問いかけに対して、誰からも手は挙がらなかった。だがゼロからのスタートを切った球団について、時に冗談を交えつつ熱意を持って話す姿にだんだんと学生たちの興味は高まっていく。『来季以降、より多くの人に球場へ来てもらうために球団ができることは?』というテーマのディスカッションの際には、池田社長は教室をまわりながら、一つも聞き逃すまいとばかりに学生たちの柔軟な発想に耳を傾けていた。
以前、本人から聞いたエピソードで特に印象に残っているものがある。今から10年以上前、四国IL/香川で球団代表を務めていた際に・・・
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