後ろにひきずるものはあれど、想いは常に前にあるぜ──ウルフルズの名曲『サムライソウル』の冒頭の一節にはこんな歌詞が綴られている。3月に40歳の誕生日を迎えた今季も、必ずこの曲を背景に男は変わらずマウンドへ向かう。自らを象徴する曲は男の魂を奮い立たせ、幾多の難しい登板をくぐり抜けてきた。藤岡好明という選手が、くふうハヤテベンチャーズ静岡にもたらした功績は数字以上に計り知れないだろう。昨季終了後、一度は退団を選択し、向かった先は中米・ニカラグア。「一度は海を渡って野球がしてみたかった」と、どこまでも探究心旺盛なベテランは現地の若い選手とともに約1カ月、心身の鍛錬に励んだ。そして今年3月末に投手コーチ兼任という形で静岡に帰ってきたのだ。
この2年で何度も言葉を交わし、時には腰を据えてじっくりと話を聞かせてもらったが、彼の口からは技術面やキャリアの話と同じくらいメンタルについての考え方がよく語られた・・・
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