
私の高校は甲子園なんて夢のまた夢だったが、一度でいいからアルプススタンドで自作曲を吹いてみたかった[写真はイメージ]
春のセンバツを見ながら、この原稿を書いている。
例によって応援団が『狙いうち』や『サウスポー』を演奏している。山本リンダ、ピンク・レディーの原曲リリースはそれぞれ1973年、78年だ。親世代、いや下手したら祖父母世代の曲じゃないか?
音楽評論家として私が思うのは、まずは「今どき何でこんな古臭い曲を演奏しているんだよ」ということだが、より本質的には、「応援曲なんて、既成の古臭い曲なんかじゃなく、自分たちで作っちゃえばいいのに」ということだ。
思い出すのは2022年の映画『20歳のソウル』。千葉県の市立船橋高校の吹奏楽部で・・・
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