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スージー鈴木の球さわぎの腰つき

スージー鈴木コラム 第51回「『タメ・キレ・ノビ』ではなく、データで野球を語ろう」

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大谷翔平のプレースタイルが「日本的な野球観と対照的」と書く「はじめに」も必読


 私の球春は小関順二から始まる。毎年春に刊行される『プロ野球 問題だらけの12球団』(草思社)シリーズを欠かさず買っているからだ。

 スポーツライター・小関順二は、私が影響を受けた書き手である。野球界において解説者・評論家は、ほぼほぼプロ野球経験者と相場が決まっているが、小関氏は、会社員出身ながら、野球の書き手として知られるようになった。このあたり、同じく会社員出身で音楽について書いている私にとってロールモデルになる人だと、勝手に思っている。

 彼の書き手としての武器はデータである。プロ・アマ含め、とにかく試合を観戦しまくった上で、出身校や個人の成績から、時にはストップウォッチを駆使して独自に収集したデータまで生かした筆致は、小関氏ならではのものだ。

 ところが『問題だらけ~』の今季版では・・・

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スージー鈴木のスタンド視点による文系野球エッセイ

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