
高校通算本塁打は0だったが、「当てる」自信はあった[写真=本人提供]
高2の夏の千葉大会でわが校(暁星国際)は、ついに決勝へと駒を進めました。私たちの学年から部の強化が始まって、2度目の夏。2年生主体のチームで、センターの選手1人だけが1年生でした。
こんなに早く決勝まで来られるようなチームになったのは、私たちの学年が、1年生から試合経験を積んでいたことが大きかったと思います。県外の名だたる強豪校とも、ずいぶん練習試合をさせてもらいました。当時、わが校はまったくの無名でしたから、よく胸を貸してくれたものです。そこは五島卓道監督の、人脈の広さのおかげだったのでしょう。
夏の千葉大会決勝で、私たちの相手となったのは成田高でした。そこで私たちを襲ったのは、完全なアウエー感。片や県下の伝統校、片やポッと出で、当時としては珍しい長髪のチームです。場内の空気も、成田サイドに傾こうかというもの。加えてチームの若さ、ピッチャーの疲労などもあり、粘り切れませんでした。決勝が見えたときは、「甲子園に行けるかも」と思いましたが、結局2対6で負けてしまいました。
その後・・・
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