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小笠原道大コラム

小笠原道大コラム 第24回 クライマックスシリーズ「リーグ優勝の価値とCSを勝ち抜くことの評価」

 

2006年当時の私は日本ハムの選手の立場でしたが、ソフトバンク・斉藤投手の気持ちは痛いほど分かりました


 気が付けばCS(クライマックスシリーズ)まで、あと1カ月を切りました。

 プロ野球の年間行事としてすっかり定着したCSですが、その是非については、いまだ両論分かれるのではないでしょうか。私自身はいまのプロ野球界にとって、CSは必要な存在だと考えています。CSがあることで、公式戦の優勝争いの先に、もう一つの熱戦が生まれます。特に1強の独走であっさり優勝が決まってしまうと、シーズン終盤の興味はタイトル争いぐらい。“消化試合”と揶揄されるような試合を少しでも減らす意味でも、CSの存在は大きいと思っています。

 ただし、いまの形のCSを行うからには「公式戦143試合を戦っての優勝」を勝ち取った選手に対し、どの球団も正当な評価をしてほしい。自主トレから準備を重ね、1シーズンの長丁場を戦って得た優勝の持つ重さ、意味、すごみ。仮にCSで敗退したとしても、選手に対してその価値が消えてしまったかのような評価は下さないでほしいのです。

 これは、逆も言えるでしょう。つまり・・・

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