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ガッツのフルスイング主義

小笠原道大コラム 第50回 フライボール革命のその後「打つときのバット、下から出すか? 上から出すか?」

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「フライボール革命」の流行は下火になりつつあります。大切なのは、自分に合ったスイングを見つけることです


 最近、野球教室に行くたび、気になっていることがあります。バットを下から上に振り上げるような軌道で打つ選手が相当数、いるのです。

 野球教室での打撃指導はだいたいティーバッティングで、緩い球を正面に投げ、打つ様子を見ます。トスをした球は弧を描くように落ちますから、下から上へ、球が落ちてくる角度にバットを入れて打てば、打球は飛んでいきます。しかし、試合で実際にピッチャーが投げる球は、スピードが違います。スピードが上がれば、球が落ちてくる軌道は大きく変わります。すると、下から上に振り上げるバットの軌道とは、1点でしか重なる部分がありません。よほどのスイングスピードと選球眼が伴わなければ、1つの“点”で打てる確率は非常に低くなってしまいます。

 昨今、プロ野球でも・・・

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ガッツのフルスイング主義

あまり意識せず、自然体で、素の小笠原道大をお見せします

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