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小笠原道大コラム 第52回 フルスイング「あらためて、ちゃんと書きます。私にとっての『フルスイング』とは」

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フルスイングで空振りすると自分に力が跳ね返り、体がねじれるような形になってしまう


 連載のタイトルにもなっている「フルスイング」は、現役時代の私の“代名詞”と言える言葉でした。そういえば、このテーマで書いたことがなかったな、と今さら気付きました(笑)。実は連載第3回4回の2回にわたって書いた「ルーキー」というタイトルのコラムの中で、密かに(?)触れてはいるのですが……。今回はあらためて、私の「フルスイング」について、書いてみたいと思います。

 もともと私は高校時代、公式戦0本塁打の、非力な選手でした。社会人になり、体ができていくにつれ、金属バットでの飛距離は伸び始めました。ところがプロ入りして木製バットに変わると、金属バットの弊害が表れました。インパクトの瞬間だけに力を集中する(金属特有の)癖がつき、フィニッシュまで完全にバットを振り切れなくなっていたのです。以前も書いたように、フリーバッティングの打球が内野の芝生の切れ目を越えなかったのですから、重症です。

 そんな私に、加藤英司打撃コーチがひと言、アドバイスをくれました・・・

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ガッツのフルスイング主義

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あまり意識せず、自然体で、素の小笠原道大をお見せします

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