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小笠原道大コラム

小笠原道大コラム 第120回 中日ドラゴンズ「ファンだったとき、敵だったとき、そして、チームの中に入ってから」

 

力強い速球に一級品の変化球の持ち主だったチェン投手のことは、特に印象深いです


 私が子どものころは、テレビの野球中継もニュースも巨人、巨人……。「中日」というチームに触れる機会が少なかったため、記憶に残っているのは『珍プレー・好プレー』で目にした強烈な映像ばかりです。従って中日といえば、まず星野仙一さん。「打倒・巨人」を前面に押し出した熱血漢の姿です。宇野勝さんも本塁打王という輝かしい実績と共に、あのヘディング・シーンが脳裏に焼き付いています。

 のちに中日のことを知るにつけ、職人気質の選手が個々の技を黙々と磨き、静かな闘志を燃やして勝負に挑む集団、という印象が強くなりました。“フォークの神様”杉下茂さんをはじめ、谷沢健一さん、高木守道さんといった方々が、その系譜の代表格ですね。

 やがて、自分がグラウンドで彼らと対峙する日が・・・

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