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小笠原道大コラム

小笠原道大コラム 第125回 指導者として「『教える』とは相手を知ること。一人ひとりに届く言葉を」

 

身ぶりを交えて指導する筆者。「教える」第一歩は、相手を知ることからだ[写真提供=筆者]


 ここ3年ほど、全国各地だけでなく海外でも、野球教室の講師を務めています。「なんとかうまくなってほしい」との願いを込めて一人ひとりに向き合えば、表情や目のわずかな変化にも気付くことができる。小さな上達でも褒めると、幼い子ほどニコッとうれしそうな顔を見せてくれます。褒められて悪い気がしないのはプロも同じ。国境も世代も超えた、「教える」ことの基本だと思います。

 相手を観察し、理解するプロセスも不可欠です。A選手に通じた言葉が、B選手に伝わるとは限らない。器用で飲み込みは早いが長続きしない子、不器用でもトコトンやって身に付ける子……タイプはさまざまです。常に現状を把握し、機を見てアプローチするのは、なかなか労力が要る。しかし私はどんな場でも可能な限り、そこを大切にしたいのです。

 ユニフォームを着ていたころは、一軍か二軍か、また選手の立場によっても教える中身が違いました。実績ある一軍選手には・・・

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