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ドジャース・大谷翔平 ロサンゼルスからの哀悼の意「心よりご冥福をお祈りいたします」

 

現地時間6月2日メッツ戦7回に本塁打を放ち、両手を振るパフォーマンスをする大谷。この日は長嶋さんが死去した日だった


 国民的スター選手としての系譜を受け継ぐ大谷翔平も、長嶋茂雄さんが死去したことを受けて哀悼の意を表した。現地時間6月2日(日本時間3日)。本拠地ロサンゼルスでメッツ戦が始まる直前ではあったが、届いた訃報にインスタグラムを更新した。「心よりご冥福をお祈りいたします」とのメッセージとともに、長嶋さんとのツーショット写真を3枚添えて追悼した。

 今年3月に「ミスター」との再会を自身のインスタグラムで報告していた。開幕シリーズを前にプロ野球巨人とのプレシーズンゲームが行われた東京ドーム。車いすに乗って球場を訪れた長嶋さんと談笑し、ユニフォーム姿で写真に収まった。貴重な瞬間を思い起こすように、今回の更新では再びインスタグラムに当日の写真を投稿した。

 直後に始まったナイターでは超一流選手としての実力を発揮した。0対2の7回。初球のカーブを豪快に振り抜いた。高々と舞い上がった打球にじっと見入り、そして打撃内容のすべてに納得したように走り出しながら何度もうなずいた。圧巻の23号ソロでチームに機運をもたらすと、さらに1対2の9回一死一、三塁からはメッツの守護神ディアスから左翼へと同点犠飛。最終的に試合は延長戦の末に落としてしまったが、主砲としての存在感をあらためて示す活躍ではあった。

現地時間6月3日メッツ戦でサヨナラ打を放ったフレディ・フリーマン[右]とハイタッチ


 翌日にはナ・リーグの野手部門で月間最優秀選手(MVP)に選出されたことがメジャー・リーグ機構から発表された。ドジャースへの移籍1年目だった昨年9月以来で、4度あったエンゼルス時代と合わせて通算6度目の受賞。自身が持つ日本勢最多の受賞回数を更新するとともに、メジャー史上初めて月間MVPを両リーグでともに複数回受賞した選手となった。

 5月度の受賞は自身初めてだった。1試合2本塁打と3試合連続本塁打をいずれも2度マーク。自身と球団の月間最多に並ぶ15本塁打を放った上に、.309の高打率も残した。本塁打数とともに一番打者として稼いだ31得点は30球団トップで、27打点はリーグ2位。例年打撃が爆発する6月を前に破竹の勢いを見せた1カ月だった。

 6月に入り、1週目は本塁打こそメッツ戦での1本のみにとどまったが、快打は重ねた。4日にエンゼルス時代の元チームメート、右腕キャニングから3回に右前打を放つなど2安打。すると、翌5日のデーゲームでは5月に4打数無安打、3三振と封じられた左腕ピーターソンからしぶとい当たりで2安打をマークした。きっちりと2試合連続で複数安打を記録し、打率3割近くをキープした。

 ロバーツ監督との絆を深める一幕もあった。4日の試合前、監督室に呼ばれると、目の前には子ども用のピンク色のポルシェが置かれていた。4月に誕生したばかりの長女へのプレゼント。監督から「妻と僕からの出産祝い。僕らはいつもポルシェでジョークを交わしてきただろう? 今回も少しジョークが入っているが、心を込めた娘さんへの贈り物だ」と言われると「ありがとう」と笑いながら感謝の気持ちを伝えた。

今週の注目数字「31」


 5月に記録した月間31得点は、メジャー30球団トップで自己最多を更新。これまでの月間最多得点は、2023年6月と24年9月の27点だった。さらに、5月の月間27打点は自己3位で、最多は24年9月の32打点、次いで23年6月の29打点。得点・打点ともに上位3位が同じ月に集中しており、その背景には、大谷が月間2ケタ本塁打を放っている事実がある。自身の本塁打が、チームの得点力向上にも直結している形だ。

文責=メジャーリーグ編集部 写真=Getty Images
成績は現地時間6月8日

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