
開幕第2戦の3月29日中日戦[横浜]では、バウアーとバッテリーを組み6回1失点と上々のスタートを切った[写真=古賀恒夫]
お互いに本音が大切
生活の中でも、野球をする上でも欠かすことができないことが、他者とのコミュニケーションです。キャッチャーというポジションは、特にピッチャーとのコミュニケーションがとても重要になってきます。その日の調子はどうなのか、どういう心理状態なのか知ることは必要不可欠なので、普段から意識的にコミュニケーションを取るようにしています。ざっくばらんに話すこともあれば、他愛もないことを話すこともあります。普段、ピッチャーとは練習が別なので、そういうところから変化や取り組んでいることなどに敏感に反応できるように意識しています。それこそ話しているときだけではなく、髪を切ったり、ひげを剃ったり、私服でも新しい靴を履いてきたりなど、そこに意味はないかもしれませんが、心機一転のサインである可能性もあるので、それをきっかけに雑談をするようにしています。
自分自身、もともとコミュニケーションを取るのは苦手です。人見知りですし、一人の時間がすごく欲しいタイプ。正直なところ、話をしないで済むのであればあまり話したくないくらいです。ただ、野球を仕事にすることができている。話すこと、コミュニケーションを取ることも重要な仕事なので、それを苦に感じたことはありません。まあ、誰にでも気軽に接してもらえそうな雰囲気を持っていると言われるので、そこは得しているかもしれませんが(笑)。
キャッチャーを始めたのは中学時代ですが、こんな性格なので、「ピッチャーと積極的にコミュニケーションを取ろう」と考えたことはなかったと思います。高校も一時期は外野もやっていましたが・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン