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綱島理友のプロ野球ユニフォーム物語

プロ野球ユニフォーム物語 第3話「日米野球編 Vol.2」

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イラスト=イワヰマサタカ


 NPBの前身である日本職業野球連盟創設のきっかけとなった、戦前の読売新聞主催の2回の日米野球。この2つのイベントで、全日本が着用したユニフォームである。

 1931年の第1回は、胸マークが黒の花文字で「NIPPON」。このユニフォームが画期的だったのは、背番号の採用だろう。

 米国大リーグで背番号が初めて採用されたのは、その2年前の29年。ニューヨーク・ヤンキースがこの年の1月に背番号の装着を発表した。するとこのアイデアにクリーブランド・インディアンスも賛同する。

 ところが開幕の4月16日、ニューヨークは雨でヤンキースの試合は中止となる。一方、クリーブランドの試合は開催され、大リーグで背番号を最初に着けたチームはインディアンスということになってしまった。

 背番号採用は両チームが所属するアメリカン・リーグが積極的で・・・

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職業野球として日本のプロ野球が創設された戦前の時代から、プロ野球で使用されたユニフォームすべてを網羅した図鑑が完成するような連載

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