
イラスト=イワヰマサタカ
名古屋金鯱軍の親会社、名古屋新聞は都市中間層が支持する立憲民政党系で、名古屋市内都市部を地盤としていた。一方、名古屋軍の親会社、新愛知は地方の地主などが支持層の立憲政友会系の新聞として尾張南部の知多半島や三河エリアなどが地盤だった。立憲民政党と立憲政友会は昭和初期の2大政党で、名古屋新聞と新愛知は論調から営業販売に至るまで中京地域でライバルとして激しくしのぎを削っていた。
この関係を利用したのが、自ら東京ジャイアンツを創設し、日本に職業野球を根付かせようと目論んでいた読売新聞の正力松太郎社長である。ライバルを競わせれば、新たな事業に活力が生まれると考えた彼は、あえて両社を勧誘した。そして引くに引けない名古屋新聞と新愛知はそれぞれ球団創設に踏み切ったのである。
名古屋新聞で球団創設に動いていたのは・・・
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