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綱島理友のプロ野球ユニフォーム物語

プロ野球ユニフォーム物語 第30話「消滅球団編 Vol.8」

 

イラスト=イワヰマサタカ


 日本職業野球連盟が発足して5年目の1940年。出口の見えない日中戦争が続く中、世の中には戦時下の空気が漂っていた。この年、国内政治は大政翼賛会に集約され、政党政治は終焉を迎えた。第2次近衛内閣が発足。大東亜共栄圏建設を基本国策と定め、日独伊三国同盟も締結されている。「ぜいたくは敵だ」の標語も生まれ、国内経済も戦時体制に移行した。経済の締め付けは野球用品にも及んだ。木綿の不足からボールの芯は合成化学繊維のスフが代用し、革も粗悪となりボールが飛ばなくなった。そのせいなのか、この年はノーヒットノーランが5試合も記録されている。

 そしてそもそも野球は米国生まれのスポーツ。前年の39年に正式名称を日本職業野球連盟から日本野球連盟に改称し、野球興行を、どのようなことがあっても続けようとする連盟には試練の時が訪れていた。

 40年は日本神話で初代天皇とされる神武天皇の即位から2600年とされ・・・

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綱島理友のプロ野球ユニフォーム物語

綱島理友のプロ野球ユニフォーム物語

職業野球として日本のプロ野球が創設された戦前の時代から、プロ野球で使用されたユニフォームすべてを網羅した図鑑が完成するような連載

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