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能見篤史コラム

能見篤史コラム 第8回「打者の表情」

 

投手は“投げて終わり”ではなく、打者の反応に加えて仕草や表情を見ることで、打者心理を読み解き、その後の対戦へとつなげていく[写真はイメージ、撮影=牛島寿人]


 ひょんな一言に対し、返ってくる言葉以上に表情が本音を表すもの。目は口ほどに物を言う──という言葉もあるほど、無意識のうちに心の声が表れるのは、感情を持つ人間だからこそ。そんな人間がやる野球ですから、表情一つも勝負と無関係ではありません。前回『投手のクセ』の話の中で、傾向を読み解くプロの世界で“相手は表情一つも見逃してくれない”と記しましたが、投手も打者の表情をしっかり見ているものなんです。

 例えば、インコースに投げたとしましょう。タイミングが合っているか、踏み込んできているかなどを見つつ、表情も見る。渋い表情ならば、苦手なコースの可能性や、外角球を張っていた可能性がありますし、やや甘めに入ったのに首をかしげたりすれば、内角が見えていない可能性など、打者心理が透けて見えてくる。相手の心を読み解けば、次の球からインコースの使い方の参考になるからこそ・・・

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能見篤史のノウミ発見伝

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能見篤史が、多角的な視点で私見を綴る隔週連載コラム。自らの経験談に加え、グラウンド外から見えた新発見も!

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