損害保険や生命保険は、次々と新商品が出てくる。顧客を満足させるため、説明ができなければ営業にならない。努力してきたプロの現役時代同様、勉強の日々を過ごしている。 取材・文・写真=尾辻剛 
36歳の秋に決断。10年間在籍したヤクルトを退団し、19年からは新たなフィールドで活躍している
大卒4年目でドラフト指名
次世代につないでいきたい思いがある。元ヤクルト捕手の
新田玄気は現在、損害保険や生命保険の代理店業務などを行う「ミヤシタ」に勤めて8年目を迎えている。プロ野球界を自らの意思で離れ、飛び込んだ未知の世界。「手応えを感じるには、まだまだ時間がかかるかもしれません」と言いながらも、充実した日々を送っている。
高松商高では2年夏まで控え捕手。3年夏はエースとして最速142キロを計測したが、香川大会は準々決勝で敗退した。身長172cmと野球選手としては決して大きくないこともあり「現実的にはプロ野球選手は全然、考えていなかった」と振り返る。進学した中大では2年春から指名打者や外野手、捕手でスタメン出場。4年時は正捕手となり、東都大学一部リーグで春秋連続のベストナインに選出された。その時点でも、4年生に進級する前に松下電器(現パナソニック)への入社が内定していたため、プロを意識することはなかったという。
ハイレベルな東都でプレーしたことで、松下電器では戸惑うことは少なかった。2008年の都市対抗は・・・
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