すべては「準備」で決まる。飲食店経営にあたり、野球での経験が生きているという。いつも、万全の態勢で、お客様をお出迎えする。相当なプロ意識で、仕事に向かっている。 取材・文・写真=尾辻剛 
「創作ダイニングHA-LY[ハーリー]爬竜船」の前でポーズ。休みはほぼないが、すべては自身の働き次第で、充実した日々を送っている
現役時代との比較
いつか故郷の沖縄に恩返ししたい思いがある。元
ロッテ、
中日投手の
大嶺祐太はプロ野球界を離れて4年目を迎えている。現在は都内で飲食店を経営するなど、1年を通してほぼ休みがない多忙な日々を送るが「現役時代よりもめちゃくちゃ充実していて、めちゃくちゃ楽しいです」と笑みを浮かべる。
「休みは年始の2、3日ぐらいです。片付けが重なって帰りが遅くなったり、体力的なしんどさが出るときもありますけど、精神的なしんどさは現役のときに比べると大したことはない。自分の頑張り次第で、どうにでも変わる状況なので、体が多少きつくても耐えられます」
沖縄・石垣島で生まれ育ち、八重山商工高時代は06年春に同校初の甲子園に出場。夏も連続出場を果たした。粗削りながらも150キロを超える直球は世代トップクラスの評価を受け、2006年の高校生ドラフトで
ソフトバンクとの競合の末に1巡目で交渉権を獲得し、ロッテに入団した。1年目にプロ初登板を果たし、2年目には初勝利。3年目には初完封と順調にステップアップしていったが、真面目に考えすぎる一面があり、以降は伸び悩んだ。「周りは『いい球だ』と言ってくれていたんですけど、僕は自分の球に自信を持てない部分がありました」。制球を気にするあまり、持ち味の球威やキレがそがれた部分があったと振り返る。
15年の8勝がキャリアハイ。素材を考えると・・・
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