自身の仕事である清掃の現場をつなぐコミュニティーを広げていきたいと考えている。現役時代は内、外野を守るユーティリティープレーヤー。ユニフォームを脱いでもバイタリティーにあふれ、新たな可能性を模索していく。 取材・文・写真=尾辻剛 
今年2月に「ウィッシュスタイル」に入社。29歳で新しい業界にチャレンジしている[写真=尾辻剛]
清潔な状態を保つこと
ゆくゆくはNPB12球団の本拠地に、コミュニティーを広げていきたい夢がある。元
ヤクルト内野手の
太田賢吾は昨年限りで現役を引退。今年から千葉県内の清掃会社「ウィッシュスタイル」に勤務している。自らの野球の腕を磨き続けてきたグラブとバットを置き、清掃道具を手に病院の床や窓などを磨き上げる日々。29歳でセカンドキャリアを歩み始め、光り輝く未来を思い描いている。
「清掃業は技術が必要なので、まだまだな部分があります。でも清掃って絶対にニーズがある。これからAIにいろいろ乗っ取られるかもしれない時代の中で、なくならない仕事です。(新型)コロナのようなウイルスが流行したら、清潔な状態を保つということが、より重要になってきます」
川越工高から2015年ドラフト8位で
日本ハムに入団。1年目は二軍で2本塁打を放つなど93試合に出場して経験を積んだ。3年目の17年は一軍で40試合に出場。翌18年は54試合出場と着実にステップアップを示す中、同年オフにトレードでヤクルトに移籍した。移籍1年目の19年は主に三塁手として自己最多90試合に出場。だが、
村上宗隆(現ホワイトソックス)の台頭もあり、20年以降は出番が限られるようになった。
出場機会を求めて21年からは・・・
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