巨人では3度のリーグ優勝に貢献。武器である脚力で東京ドームのファンを魅了した。昨シーズン限りで現役を引退すると、すぐに自動車事業を立ち上げた。 取材・文=尾辻剛 
ユニフォームを脱いで間もなく起業。幼少期から身近な存在だった車関連の事業を立ち上げた[写真=尾辻剛]
「43」にこだわり
多くの人を喜ばせたい。夢の続きとなる新たな道でも「43」を背負う。昨年限りで現役を引退した元巨人外野手の
重信慎之介は今年4月、自身の背番号を社名に配した「43(よんさん)株式会社」を設立。自動車の事業に取り組んでいる。車の外装をカスタマイズするカーラッピングと、飛び石などによる傷を防ぐプロテクションのサービスを展開する工場を9月に千葉県木更津市にオープン。自ら立ち上げたブランド「YOROI(よろい)」が本格的に始動した。
「重信慎之介という名前以外で自分を表すとしたら、『43』以外思い浮かばなかったんです。ジャイアンツ時代、10年間43番を背負ってきました。たくさんの人に応援していただき、結果を残したい一心でやりましたけど、期待に応えることができなかったと思っています。背番号43は脱ぎましたけど、かなえられなかった思い、応えられなかった期待に応えていきたいという気持ちを込めて『43株式会社』でもう一回『43』を背負っていく覚悟です」
社名だけではない。昨年末の段階で独立することを決めて準備を進め、会社の設立日は4月3日に。資本金も430万円と・・・
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