巨人が大勢をものにしているセ・リーグとは対照的にパ・リーグのペナント争いは過去最高クラスのデッドヒートとなっている。 過去62年間の歴史の中で混戦となったシーズンを振り返り、今年の覇権争いのカギを占う。 ※成績は8月19日現在 写真=高原由佳
混戦を抜け出す条件チーム防御率=リーグ2位以内 過去の例を見ていくと、1つの共通点にたどり着く。それは、混戦を抜け出したチームはチーム防御率が必ずリーグ2位以内にあったということだ。
上位3チームが0.5ゲーム以内の史上最高の大混戦を制した1989年の近鉄は、チーム打率は5位ながら、同防御率は2位。残り9試合で首位と3.0ゲーム差と絶望的な状況から、最終戦まで7勝2敗。とくに10月12日に行われた首位・
西武とのダブルヘッダーではこの年49本塁打の
ブライアントが2試合に渡る4打席連続本塁打の活躍。2連勝で首位に躍り出たこの試合の印象が強く、「いてまえ打線」に代表される猛打のチームと思われがちだが・・・
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