Kazuya OJIMA [投手/浦和学院2年] 春夏連覇を目標に挑んだ今夏の甲子園だったが、待っていたのは無情の結末だった。それでもこの悔しさを胸に、2年生左腕の視線はリベンジに向けて次なる戦いだけを見据えている。 今春のセンバツで紫紺の大旗を手にしても、
小島和哉は浮かれることはなかった。済美の2年生怪物・
安樂智大に投げ勝っての栄冠も、課題を口にしていたほど、どん欲な男だ。「立ち上がりが悪い。真価が問われるのは、夏に勝ってこそだと思う」
浦和学院は夏の県大会も順当に勝ち上がり、4季連続甲子園を決めた。センバツから負けなしの公式戦21連勝。小島は埼玉平成との準々決勝で完全試合を達成。川越東との決勝で16対1と大勝した後も小さく左拳を握り締めた程度。6試合50イニングで失点3と、歓喜なき優勝だった。昨年の大阪桐蔭に続く、史上8校目の春夏連覇への通過点であった。
チームの成熟度と比例するように、小島の投球も明らかに進化していた...
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン