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特集・2013年ドライチの栄光

【2013ドラフト】阪神1位・岩貞祐太×北村照文スカウト 特別対談「オンリーワンになってほしい」

 


11月10日に阪神と仮契約を取り交わしたドラフト1位の横浜商大・岩貞祐太の対談相手は、その岩貞をスカウトした阪神の北村照文スカウト。今までにあるようでなかった当事者同士の対談をお届けする。この取材で初めて語られる秘話もお見逃しなく。
取材・構成=椎屋博幸 写真=大賀章好

投球技術を評価も人間的な部分でより◎


球団スカウトとドラフト候補は難しい間柄だ。プロ志望届を提出するまでは視察するのみで、接触できない。その中で大学2年から熱視線を送り続けた北村スカウトと、その期待を受け続けた岩貞がようやくヒザを突き合わせて本音を語り合った。

――仮契約も終わり、いよいよ阪神タイガースの一員になります。

岩貞 現実的にやるべきことも分かりましたので、自分の中でスケジュールを立てながら練習しています。今は充実した日々を送っています。

北村 すごいね、今の選手たちは立派に答えられるよね。厳しい環境を与えてくれる大学で4年間育ってきたので、精神的にも強いし、今後にそういうことが役立つと思うよ。

11月10日に阪神と仮契約を結んだ岩貞。一人で臨んだ契約だったが、笑顔を見せるなど落ち着いていた(左から北村スカウト、佐野統括スカウト、竹内次長)


岩貞 技術的なこともそうですが、人間形成という部分で厳しい指導を受けました。横浜商大で人間として大きくなったと思います。

北村 去年のドラ1の藤浪(晋太郎)君のようにコメントが素晴らしいし、社会人として立派な選手が阪神には多い。岩貞君もそれがきちんとできるから、問題ないね。

岩貞 そう言っていただけると光栄です。野球部は首脳陣と選手間でよく話し合いをしますので、どう話せば相手に伝わるのか、ということは常に考えて接していました。

北村 技術的な部分で1位に推薦したんですが、ドラフト後で話をして分かったんだけど・・・

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