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写真=大賀章好

 3月8日、高校野球の練習試合が全国で一斉に解禁となった。神奈川の名門・横浜高の三、四番コンビは、今秋ドラフトでのプロ入りへ向け、上々のスタートを切った。

 高校通算22本塁打三番・浅間大基が2安打を放てば、23本塁打の四番・高濱祐仁も負けじと3安打をマークした。高校入学直後からレギュラーを張る2人は、最終学年を迎える今季、並々ならぬ決意を胸に高校野球に打ち込んでいる。

▲巧打が売りの浅間は走塁への高い意識を持ち取り組む。外野守備も高校トップレベル



 浅間は湘南学院高戦の初回の第1打席で、左中間にポトリと落ちる安打を放った。一塁ベースを回ると、全速力でそのまま二塁を陥れた。50メートルを6秒前後で駆ける俊足を生かし、相手のスキを突く走塁に磨きをかけたことを証明してみせた。

「小さいころからプロ野球選手になりたいと思ってやってきた」と話す浅間は、その目標に向かってひたすら努力を重ねてきた。

 昨年末に左鎖骨を疲労骨折するアクシデントに見舞われたが、3月8日の練習試合では元気な姿を見せた。幼少時からの夢をかなえるため、冬は「スイングスピードを上げるため、とにかくバットを振る」ことをテーマに掲げた。打つだけではない…

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