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2014ドラフト特集 第2弾

紳士協定からの脱皮 日米間スカウティングの問題点

 

昨年、ある社会人投手が除名処分となる“事件”が起きた。“紳士協定”を破って、メジャー球団と契約したことがその理由だ。しかし、日米間のスカウティングのルールに関して、今がベストと言えるのか。早急に国際ルールを確立することが求められるのだが……。

社会人野球から“永久追放”


 メジャー・リーグの名門ロサンゼルス・ドジャースと日本のアマチュア選手との間で、所属チームの許可がないまま契約が交わされたことが昨年発覚し、問題となった。現在、日米間のスカウティングのルールは特に明文化されておらず、基本的に双方の事情に配慮する“紳士協定”となっている。メジャー球団の日本国内でのアマ選手獲得に関する条項もなく、不透明なまま。今後同じような事態を招かないためにも、日米間による何らかの対策が必要だ。

 ドジャースは昨年9月16日、岐阜・大垣日大高出身でクラブチーム、エディオン愛工大OB BLITZ(名古屋市)の151キロ右腕、沼田拓巳(19歳=当時)とマイナー契約をしたと発表した。しかし、沼田がエディオン愛工大OB BLITZ側に無断でドジャースと交渉し、社会人野球を統括する日本野球連盟(JABA)傘下の選手として登録したままドジャースと契約したことが明らかに・・・

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