シーズン24勝無敗の実績を引っ提げメジャーへと渡った田中将大。そのスプリットで打ち取られた打者は数知れず。だが田中にも苦手としていた打者がいる。
2013年、田中から3割以上を打っていた“田中キラー”から今だから明かせる、マー君のスプリット攻略法を聞いた。 井口資仁[ロッテ] ファーストストライクを打つ 打席ではとにかく初球から振っていくことを考えていました。彼のスプリットは、真っすぐと変わらずいいところに来る。スプリットではなく、直球やスライダーを打っていったことの方が多いと思います。球種で絞るのではなく、ファーストストライクを打っていこうと思っていました。追い込まれたら厳しいのでね。チャンスのときは(球種を絞って)狙ったことはあるけど、それでも真っすぐやスライダーを狙うことが多かったと思う。スプリットを打った感触? スプリットは打てたことがないですよ。制球もいいし、狙っても打てないかなと思っていました。ベースの前でワンバウンドするくらいのキレだけど(打者も)最初からワンバウンドすると分かっているわけじゃないし、振ってしまう。あの球は見逃すしかないと思いますね。攻略法はもう初球から打っていく以外にないと思います。マー君に限らず、エース級の投手は初球から打っていかないと厳しい。
中村晃[ソフトバンク]
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン