猛虎打線が開幕から好調だ。投手陣をカバーし交流戦前まで広島、巨人と三つ巴の激しい首位争いを演じている。その猛虎打線の四番を任せられているのが、新加入したゴメスだ。開幕戦から連続出塁の球団記録(27試合連続)を作るなど、快進撃の中心を担った。そこで阪神大特集の巻頭カラーはゴメスに登場してもらい、現在の調子や、日本の野球に対する考えなどを聞いた。 取材・構成=椎屋博幸 写真=毛受亮介(インタビュー)、BBM 通訳=大木一仁 取材協力=米子全日空ホテル 熱狂的な応援が僕のパワーになる ──開幕して約1カ月経ちました。疲れなどは大丈夫でしょうか。
ゴメス 4月後半から5月にかけて9連戦がありましたよね。それで少し疲れが出ましたが、それ以外は体の状態は良いですよ。
──アメリカではマイナーも経験されていますが、移動などに関しては日本の方がラクなのでは?
ゴメス マイナーはバスで7時間かけて移動したり、飛行機に乗るために朝4時に起きたりしていました。その点、日本は新幹線も飛行機も時間通りに出発するし、移動も2、3時間しか掛からないからラクですね。
──阪神のファンは熱狂的ですが、それに圧倒され疲れることは?
ゴメス ここまでは4時間かかる試合などが多いので、その疲れはあります。そういう長い試合でもタイガースのファンは最後まですごく応援してくれるので、何とかその期待に応えたいという思いはあります。だからそちらの疲れはないですね。
──今まで熱狂的なファンがいるチームでプレーした経験はありますか。
ゴメス ここまでの熱狂的な、というのはないですね。試合が終わった後でも球場の外で帰りを待ってくれて、手を振ってくれたりしてくれますからね。すごいです。
──毎日がプレーオフのような感覚ですね。
ゴメス まさしく!
──そのファンによって持っている以上の力が出るのでは?
ゴメス あれだけの声援とサポートがあると一生懸命プレーして何とか勝ちたいという思いが強く出るので、自分の力以上のプレーができるのかもしれないですね・・・
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