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主な獲得タイトル 最多勝利1回(94年)最多奪三振2回(94、95年)最優秀防御率2回(95、96年)ベストナイン2回(94、95年)
最高球速 158km/h

“平成の名勝負”演じた元祖最速男

 清原和博(当時西武)との対決は“平成の名勝負”と言われたが、そのきっかけとなったのが1993年5月3日の西武戦(西武球場)だ。前年まで5年で13勝の投手が、日本球界の四番打者に直球勝負を挑み、158キロを2度計時(2球ともファウル)。これは日本人投手の当時の最速記録で、「怖いと思った」と清原に言わしめたほど。「清原さんだからこそ、投げられた」と返した伊良部と清原の真っ向勝負は、以降、プロ野球界の最もエキサイティングな対決となり、先発に定着し切れていなかった伊良部は翌94年からは3年連続2ケタ勝利で日本を代表する投手となった。なお、公式戦ではないが94年の球宴では全セ・松井秀喜(当時巨人)相手に159キロを記録している。



投票者&選出理由コメント
三輪 隆[楽天] 剛速球というイメージ。直球が、うなっていた。ランナーを背負ったときの直球は特にすごかった
石井丈裕[西武] やはり全盛期の伊良部。清原と真っすぐだけで真っ向勝負しているのを見た。あの清原が苦労していたね
田辺徳雄[西武] 150キロを超えたら、何が何だか分からない。威圧感、圧迫感がすごかった。あの体で、あのボールを投げられたら、もうすごい
笘篠誠治[ソフトバンク] 速くて、重い。上背もあるから、ズドンと投げ込まれる感覚だった。伸びのある直球というより、本当に力で抑え込むといった感じの直球だったね
福良淳一[オリックス] バットに当たらない真っすぐを投げる。ズドンと来る重たい直球は他にあまり記憶にないが、真っすぐで勝負できる代表的な投手
黒木知宏[日本ハム]

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