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勝利のカギ握る最強リリーフ伝説

浅尾拓也 完全復活への号砲

 

▲6月6日の楽天戦(ナゴヤドーム)の8回に今季初登板を果たした浅尾。3人目の打者を右邪飛に切って、2014年の戦いがスタートした



チームの勝利のために

 浅尾がセットアッパーとしての地位を確立したのは、プロ3年目の09年だった。前年途中に中継ぎとして台頭すると、北京オリンピックに出場する岩瀬に代わり守護神を務め、プロ初セーブをマーク。岩瀬が帰ってからは本来の位置に戻り、“勝利の方程式”の原型を披露する。そして翌年7月、セ・リーグ記録となる月間11ホールドをマーク。

 10年はさらにすごかった。9月に成し遂げた21試合連続ホールドポイント、シーズン59ホールドポイント、47ホールドはいずれも破られていない金字塔。さらにはシーズン72試合登板、権藤博の球団記録も塗り替えてしまった。続く11年にはさらに増え79試合に登板。ホールド数などは前年を下回ったものの、防御率0.41、被本塁打0という驚異的な数字を残してセ・リーグ連覇に貢献。中継ぎながらリーグMVPに輝いた。

 このような数字を並べるまでもなく、現在の球界を代表するセットアッパーであることは紛れもない事実。そんな浅尾の考える条件はこうだ・・・

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