うなりを上げる速球は、打者に腰を引かせる威圧感がある。本格派右腕。兵庫県の高校生ではNo.1との呼び声が高い、明石商高の
松本航だ。
昨年の時点で、MAX145キロ。しかし、ただ速いだけではない。証言がある。昨年12月、兵庫県高野連は、選抜チームを結成して、タイへの遠征を行った。
このとき、松本とともに選ばれた1人に、加古川東高の大村竜太郎がいる。大村は、キレのある直球と、数種類のスライダーを投げ分ける左腕。タイプは違うが、タイでの練習、試合を通じて「松本は、スピードもすごいんですが、きわどいコースへの出し入れもできるし、走者を置いたときの粘り強さには参考にするものがありました」と話した。
制球力と、精神力も備えた剛速球投手、というのが、松本を知る者の共通認識なのだ。
この時点で、有名大学へ進むことはもちろん、プロが注目するレベルにはあった。しかし冒頭の「兵庫No.1」という評価をしていた1人でもある、
阪神の
熊野輝光スカウトは・・・
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