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本誌4月7日号で評論家の方々に順位予想を行ってもらったが、今一度、前半戦終了時点での順位予想をお願いした。プロの目から見ても波乱の今シーズン。予想を覆し、健闘を見せているのはどのチームか。
※文中の「表A」と「表B」は次ページに掲載しています。

 前半戦終了時点で昨年日本一の楽天が最下位に沈むなど、今年も混戦のペナントレースが繰り広げられているが、皆さんはこの展開を予想できていただろうか。

 開幕前に順位予想に参加していただいた評論家の中から9名に再予想をお願いしたところ、表Aのような結果になった。「基本的にはシーズン前に予想したことなので、変えません」と初志貫徹の藪氏のほかは、やはり多少の変動があるもの。そこで、開幕前の予想から順位を1つ上げるごとにプラス1ポイント。反対に1つ下げるごとにマイナス1ポイントとして計算したものが表Bだ。

 まずは変動の大きかったパ・リーグから、変化の理由を見ていこう。

明暗クッキリのオリックスと楽天

 プラス31ポイントとなり、12球団で最大の伸び幅となったのが、6年ぶりにBクラスを脱出しそうなオリックス。

「大黒柱の金子(千尋)がいて、西(勇輝)もいる。しっかりした救援陣もそろえているので大きく落ち込むことはないはず」(荒木氏)

「オリックスの予想は反省します。上位2チームの力が抜けていますね」(高橋氏)

「戦力の充実ぶりはよく理解していましたが、こんなに早くチームとしてまとまるとは予想外でした。チーム防御率2点台は12球団でオリックスだけ。この投手力、ディフェンス力が快進撃を支えています」(大島氏)

 ほとんどの評論家が下位を予想した中での大健闘。後半戦も台風の目となってペナントレースを盛り上げそうだ。

▲鉄壁の救援陣の一角を担うオリックス・平野佳寿。強力投手陣が快進撃を支えている



 オリックスに続いたのが・・・

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