8月11日から開幕の第96回全国高校野球選手権大会。高校球児ならだれもが憧れる夏の“聖地”を経験した現役プロ野球選手と日本人メジャー選手は290名いる。ここでは東北地区26名の高校時代の写真とともに一挙紹介。当時の思い出を振り返った選手のコメントにも注目だ。 ※夏の甲子園にベンチ入りをしたことのある選手のみを掲載 ※甲子園通算成績は夏のみの通算成績 ※出場がなかった選手は甲子園時以外の写真を使用 ※写真=BBM
斎藤隆[楽天]
初戦では2安打も、2回戦では帝京・芝草宇宙にノーヒットノーラン
東北 一塁手
春 ―――――
夏 87年(3年生)2回戦
[甲子園通算] 打8安2本0点0率.250
苦しいこと9割 1年生のときは3年生に佐々木(主浩)さんがいて、スタンドで応援していました。3年生で出場したときには、帝京戦でノーヒットノーランをやられたり、試合のことはもちろんですが、入場行進のときが一番思い出に残っているかな。全国の出場校が一堂に会して、すごいなと思った記憶があります。当時は野手だったけど、県予選では準決勝で先発を任されました。春も投げて、そのときは負けたので『夏も自分で負けるのか』と思っていましたけど、何とか勝って、その後に甲子園に行けたのは本当に良かったです。高校時代を思い返すと、楽しいこと1割、苦しいこと9割。苦しいことを語ればキリがないですけど、甲子園に出たことですべてが報われました。(斎藤)
工藤隆人[中日]
最上級生に交じり、唯一1年生で先発出場を果たした
弘前実 外野手
春 ―――――
夏 96年(1年生)1回戦
[甲子園通算] 打3安1本0点0率.333
吉田一将[オリックス]
2、3年時にベンチ入りするも、慢性的な故障を抱えており登板なし
青森山田 控え
春 ―――――
夏 06年(2年生)3回戦、07年(3年生)2回戦
[甲子園通算] 出場なし
川上竜平[ヤクルト]
キャプテンとして投打に奮闘。2回戦では2打席連続本塁打
光星学院 投手、外野手
春 11年(3年生)2回戦
夏 11年(3年生)準優勝
[甲子園通算] 打19安6本3点8率.316
田村龍弘[ロッテ]
11年夏から3季連続準優勝を飾り、最終打席では藤浪から中前打
光星学院 捕手、三塁手
春 11年(2年生)2回戦、12年(3年生)準優勝
夏 11年(2年生)準優勝、12年(3年生)準優勝
[甲子園通算] 打38安14本2点9率.368
北條史也[阪神]
3季連続で決勝進出に貢献も、すべて敗戦という雪辱を味わった
光星学院 遊撃手
春 11年(2年生)2回戦、12年(3年生)準優勝
夏 11年(2年生)準優勝、12年(3年生)準優勝
[甲子園通算] 打39安15本4点18率.385
畠山和洋[ヤクルト]
1年時は五番・三塁手で出場。83年ぶりの降雨引き分け再試合を経験
専大北上 三塁手
春 ―――――
夏 98年(1年生)1回戦、00年(3年生)1回戦
[甲子園通算] 打11安6本0点3率.545
菊池雄星[西武]
1年夏はリリーフで、主戦の3年夏はケガをおしてベスト4入り
花巻東 投手
春 09年(3年生)準優勝
夏 07年(1年生)1回戦、09年(3年生)ベスト4
[甲子園通算] 試6回37.1奪31責10防2.41
大谷翔平[日本ハム]
左太もも故障も帝京戦の4 回から投げ敗戦。6回には2点適時打
花巻東 投手
春 12年(3年生)1回戦
夏 11年(2年生)1回戦
[甲子園通算] 試1回5.2奪3責1防1.59
岸里亮佑[日本ハム]
3回戦はマウンドに上がった。三番で準々決勝では先制2ラン
花巻東 外野手
春 12年(2年生)1回戦
夏 13年(3年生)ベスト4
[甲子園通算] 打16安4本1点2率.250
石川雅規[ヤクルト]
初戦は和田毅[浜田]との投手戦。最後は石川が押し出し四球を選び勝利
秋田商 投手
春 ―――――
夏 97年(3年生)2回戦
[甲子園通算] 試2回17奪12責8防4.24
栗原健太[広島]
1回戦の星稜戦で先制の適時打放つも、チームは1対10と惨敗
日大山形 三塁手
春 ―――――
夏 98年(2年生)1回戦
[甲子園通算] 打4安1本0点1率.250
長谷川勇也[ソフトバンク]
3年春を含む3度の甲子園はいずれも初戦敗退に終わった
酒田南 外野手
春 02年(3年生)1回戦
夏 01年(2年生)2回戦、02年(3年生)1回戦
[甲子園通算] 打7安3本0点0率.429