1965年〜1973年:14票/ONが導いた不滅の金字塔
V9すべてを率いた川上監督(中央)を挟んで長嶋(左)、王。球史に残る大記録の主役を演じた3人である
今後実現することはない、不滅の大記録である。例外ではあるが、
川上哲治監督が率い、
長嶋茂雄、
王貞治が打線の中心に座ったV9
巨人を、1つのチームとした意見が多かった。
9年間を大きなトピックスでざっと振り返ると、始まりの65年は
宮田征典、
城之内邦雄、
中村稔と20勝投手を3人輩出。66年は前年の第1回ドラフトで1位指名された
堀内恒夫が、開幕13連勝を含む16勝で新人王&沢村賞の衝撃デビュー。
67年は“赤い手袋”の
柴田勲が自己最多70盗塁。68年は球史に残る死闘を演じた
阪神を退けて前人未到のV4。69年はこの年限りで引退する
金田正一が400勝。70年はノーヒットノーラン・
渡辺秀武の台頭。71年は主将・長嶋。72年は最多勝・堀内が、V9ではON以外で唯一のMVPに。73年は最終直接対決で阪神を下し、栄光のV9達成。
それでもこの間、ON2人で首位打者7度、打点王9度、本塁打王9度、MVP8度と主要タイトルを独占。やはり、ONあってのV9だった。
[V9時代ベストオーダー] [打順] 1. 柴田 勲
2. 高田 繁
3. 王 貞治
4. 長嶋茂雄
5.
末次民夫 6.
黒江透修 7.
土井正三 8. 森 昌彦
9. 堀内恒夫
[主な投手陣] 金田正一
城之内邦雄
堀内恒夫
渡辺秀武
高橋一三 宮田征典
【投票者&コメント】 田辺徳雄 (西武) V9時代は、“純和製”ですからね。柴田、土井、王、長嶋、黒江、高田、森。投手が堀内、高橋一、新浦、みたいな(笑)。助っ人外国人がいなくて、9年連続優勝はないよね
潮崎哲也 (西武) 子どものころよく見ていた巨人が記憶として強いイメージ。でも、そのとき見ていた巨人の、もう1つ上の世代はもっと強かった、というのは聞いてるので、V9が一番すごかったのかなと
森本稀哲 (西武) 川上さんが・・・
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