ここからは高校生編に続き、大学生の有力選手たちの来季の進路を表にまとめた。

東京六大学を代表する両左腕がドラフト注目の的

　東京六大学では早大・有原と中村の1位候補に、明大・山崎と法大・石田の両左腕もスカウトから熱視線を浴びている。東都では今春までに史上2校目の6連覇の原動力となった亜大・山崎も1位有力候補だが、第1週を終えた時点(9月5日)では「プロ志望」を明言していない。




　打者では攻守走3拍子そろった駒大・江越、長打力が売りの大型二塁手の国際武道大・長谷川、上武大・大谷らが有力候補だ。平成国際大の146キロ左腕・佐野は全国の舞台とは無縁だが、その潜在能力は高く評価されている。




　一方、プロ志望届を出せば上位指名もあり得た逸材たちが、社会人入りを固めている。最速150キロ超の未完の大器である横浜商大・進藤、そして京大・田中と並び「国立の星」と評されている名古屋大・七原も社会人へ進み2年後のプロ入りを目指す。



　さらに大学選手権MVPの好捕手である東海大・大城卓、明大の巧打者・糸原、高校時代に通算94本塁打を放った法大・伊藤諒も社会人でレベルアップしていく構えだ。




　野球は「大学限り」と心に決めているのが早大の四番・武藤。今春の首位打者で大学日本代表も選出されたが、今秋で完全燃焼するつもりだ。



◆投手
学校名は所属大学名→出身高校名
風張蓮 東農大北海道オホーツク 伊保内 185cm82kg 右右 プロ志望
吉岡慎平 苫小牧駒大 札幌日大 185cm90kg 右右 プロ志望
秋山翔夢 八戸学院大 函館工 180cm75kg 左左 プロ志望
小林慶祐 東京情報大 八千代松陰 186cm80kg 右右 社会人
佐野泰雄 平成国際大 和光 177cm82kg 左左 プロ志望
有原航平 早大 広陵 187cm90kg 右右 プロ志望