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本特集最後にお届けするのは、編集部の独断と偏見で選んだとっておきのネタを紹介。「アッ」と驚くものから、「エッ」と意外なものまで、気になる真相をどうぞご堪能ください

お立ち台でのショーマンシップ


 勝利に貢献した選手が試合後に小型のステージに上がるヒーローインタビュー。今季はここでも、さまざまなドラマが生まれた。

 まずはソフトバンク3年ぶり日本一の立役者となり、その名を全国に知らしめた柳田悠岐。豪快なフルスイングもさることながら、ヒーローインタビューでも強烈なインパクトを放った。5月20日の広島戦(ヤフオクドーム)。4打数4安打2打点3盗塁の大活躍を見せたこの日の主役はお立ち台に上がるやいなや、唐突に「ハッピーバースデートゥーユー」と熱唱。抜群の歌唱力で会場を大いに盛り上げた。実はこの日、王貞治球団会長の誕生日だったのだ。

▲5月20日の広島戦に勝利した立役者の柳田[中央]が王球団会長の誕生日とあってバースデーソングを熱唱。ともにお立ち台に上がった本多[左]、スタンリッジも手拍子[右]



「広島経済大のノリでいっちゃいました(笑)。松田(宣浩)さんのオーラもあったんですけどね。王会長の誕生日だって聞かされたというか……。試合前からそういう話だったんです。(王球団会長の誕生日の日に)たまたまヒーローになって、お立ち台に上がるってなったときに、松田さんに『来たな』って言われたんで、何かせんとヤバイって(笑)」

 しかし残念ながら、王会長は柳田の祝福ソングを聞くことなく、足早に球場を後にしていた……。

 一方のセ・リーグでツーカイだったのが、4月6日のDeNA戦(広島)後の広島お立ち台。今季初勝利を挙げた前田健太と決勝打を放った菊池涼介が会場を沸かせた。

 シーズン初白星をアシストした菊池に対して前田が、「僕からプレゼントがあります」と言い、ポケットから取り出したのは、なんとバナナ!「菊池はサルなんでバナナを持ってきました」

 すると菊池は満面の笑顔で「ウッキー」と叫び、観衆の笑いを誘った。インタビュアーから「食べないんですか?」と促され、食べようとしたところ「グラウンドでは食べちゃダメ!」とエースが“おあずけ”! 面をくらった菊池は「どっちやねん!」と叫び、再び球場を笑いの渦に巻き込んだ。

▲4月6日のDeNA戦に勝利した広島の前田健太、菊池涼介の“コント”も会場を沸かせた



 今季印象的だったお立ち台を2例挙げたが、ともに根底にあるのはファンサービスの精神。ファンあってのプロ野球。真剣勝負とは一線を画した個性的なお立ち台も、プロ野球に必要な要素なのかもしれない。

神が宿る社長たちの右手


 10月23日に行われたドラフト会議で、楽天の立花陽三球団社長が強運ぶりを発揮した。ヤクルトとの競合となった1位指名の済美・安樂智大を引き当て、3年連続のクジ引き成功となった。12年は2球団競合で森雄大、昨年は5球団競合で松井裕樹を引き当てた。この3年連続のドラマはすべて「黄金の右手」から生まれている。今回も「絶対、右手で引きます」と公言していた。なお、立花社長は昨年同様、同じ店のチキンカレーを食べてドラフト会議に臨んだ模様。験を担ぎ、イーグルスだけに大物新人を“鷲づかみ”している。

▲安樂智大を「黄金の右手」で引き当て、ガッツポーズする楽天の立花陽三球団社長[右]



 ちなみに日本ハムも「神話」を作った。昨年3回連続でクジを外した栗山英樹監督に代わり、津田敏一球団社長が大役を担った。4球団競合の末、有原航平との交渉権を獲得し、「なまら、うれしい!」と絶叫したわけだが、過去には藤井純一前球団社長が09年高校生ドラフトで中田翔、10年は斎藤佑樹、11年には菅野智之(現巨人)との交渉権を獲得している。つまり、4回連続の「社長神話」が誕生したことになる。

▲4球団競合の末、有原航平との交渉権を獲得した津田敏一球団社長も大喜び



 この強運を記念して、当たりクジを右手に持つ津田球団社長が描かれたキーホルダーとミニタオルが、ファンフェスタで限定発売された。

 両社長の「黄金の右手」がパ・リーグ人気に拍車をかけている?

人気野球選手と女子アナのロマンス


 今年も球界屈指の人気選手と、女性アナというビッグカップルが誕生した。広島のプリンス・堂林翔太とTBSの枡田絵理奈アナウンサーだ。

 11月6日に日刊スポーツが一面で報じた「堂林結婚」のスクープに対し、枡田アナは朝の情報番組「いっぷく!」で「このたび堂林選手と結婚することになりました」と仰天報告。約1年の東京⇔広島の遠距離恋愛を実らせた。

▲広島のプリンス・堂林翔太が結婚。お相手はTBSの枡田絵理奈アナウンサー。人気選手と人気女性アナにまたロマンスが生まれた



 交際が発覚した今年8月には・・・

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