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ウイークポイント補強もまだまだ課題は山積み


【補強ポイントはここ!】
センターラインの強化
投手と打てる外野手

▲12月5日に入団会見を行った大引は「優勝のために精いっぱい頑張る」と誓った



ダブル獲得に成功も…


 例年には見られないほど、積極的な動きを見せた真中ヤクルト。過去にFAで獲得した選手は今オフ巨人へ移籍した相川亮二と2013年に引退した藤本敦士のみだったが、2年連続の最下位という屈辱を味わい、今季は早々からFA戦線に参加した。

 13年は6年ぶりの最下位となったが、そのオフの補強は真田裕貴のみでナーブソン、カーペンターは獲得したが、目立った補強はなし。そしてその結果が12球団で最も低いチーム防御率4.62となって表れた。小川淳司監督は成績不振の責任を取る形で辞任し、真中満チーフ打撃コーチが来季から指揮を執ることに。すると、すぐさま球団へ補強を要望。固定できなかった遊撃手と投手に狙いを定めた。

 今季遊撃手として出場(途中出場含む)したのは、森岡良介(86試合)、谷内亮太(43試合)、荒木貴裕(29試合)、7月にソフトバンクへトレードとなった川島慶三(19試合)、西浦直亨、開幕直後にトレードで加入した今浪隆博(ともに13試合)の6人。この数字を見ただけでも遊撃手が固定できていないことは明らか。さらに若い選手が多く、リーダーとしての役割には期待ができなかった。そこで獲得に踏み切ったのが日本ハムからFA宣言した大引啓次だ。オリックス、日本ハムではキャプテンを務め、堅実な守備にも定評がある。課題であった遊撃手の固定はこれでひと段落となりそうだ。

 もう一つの課題は・・・

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