先発投手は競争でレベルアップ
野手は盤石な布陣でスキなし!
工藤ホークスの最大の見どころは、投手陣をどう再整備して開幕を迎えるかにある。14年は日本一を達成したとはいえ、規定投球回をクリアしたのは
スタンリッジと中田のみ。その2人と攝津で、11年以来の2ケタ勝利トリオが完成したが、それでもチーム最多は11勝止まりだった。リリーフは打者の左右を問わず、回またぎもいとわない森-五十嵐-
サファテの勝利の方程式が確立されており、不安はない。あとは試合を安心して任せられるエースの座に誰が就くかが焦点だ。
最大の目玉としては、メジャー・リーグでの8年間で通算56勝を挙げた松坂が日本球界に復帰する。08年に18勝3敗の好成績を挙げて以降、ケガや故障に苦しむことが増え、2ケタ勝利からは遠ざかっているが、王会長は入団会見の席で「連覇を狙うホークスの投手陣の中心として頑張ってくれると思う」と期待。松坂は「期待に対して応えなければいけない。でも自信もあるので、不安はプレーしていく中で消していければいいなと思う」と語った。松坂がこだわる「先発」の役割で結果を残せば、先発投手陣に確固たる柱が立つ。
また、4年連続2ケタ勝利、14年の開幕戦では球団初の3年連続開幕投手での3年連続勝利を挙げた攝津も不本意な成績に終わったシーズンの雪辱に燃える。14年は投球の幅を広げるため、新たにカットボールやシュートを持ち球に加えたが、来るシーズンはそれを封印。変化球はそれぞれが一級品のスライダー、シンカー、カーブに絞り、原点に回帰する。そこに経験豊富なスタンリッジ、中田、大隣が加わり、6番目の先発枠を若手の武田、東浜、飯田らが争うことになりそうだ。
野手は右足手術を行った長谷川も・・・
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