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第87回選抜高校野球大会は3月21日から12日間(準々決勝翌日の休養日1日を含む)、阪神甲子園球場で開催される。注目の32校が選ばれる選考委員会は1月23日。14年秋の地区大会を参考に出場校を探っていきたい。(学年表記は2015年4月以降の新学年)

【北海道=1校】


 秋の全道大会を14年ぶりに制した東海大四の夏春連続出場が01年以来、6回目のセンバツは当確だ。14年夏の甲子園組が4人残ったものの、レギュラーは不在。エース・大澤志意也(3年)が一本立ち。準々決勝から3試合を一人で投げ抜いた。

【東北=3校(神宮大会枠を含む】


 全国10地区の優勝校が出場した明治神宮大会で、仙台育英が2年ぶり2度目の優勝。「神宮大会枠」を東北地区にもたらせた。仙台育英は右腕エース・佐藤世那(3年)に、プロ注目の遊撃手・平沢大河(3年)と、投打にタレントがそろう。

 東北大会準優勝の大曲工は、春夏を通じて初の甲子園出場を有力としている。チームとしての粘りが武器だ。残る1枠は4強進出の八戸学院光星と、鶴岡東の争いとなりそうだ。

▲14年秋の神宮大会を制した仙台育英。東北勢悲願の大優勝旗の「白河の関越え」を今度こそ狙う



【関東・東京=6校】


 関東大会4強進出校と東京大会優勝の5校までは、当確&有力ランプが灯っている。2年ぶり5度目の関東王者に輝いた浦和学院は左腕エース・江口奨理(3年)が1回戦、準々決勝と2戦連続完封と自信を深めている。また、決勝で1失点完投した左腕・小倉匡祐(3年)も控え、2年ぶりセンバツ制覇も夢ではない。

 準優勝の木更津総合は44年ぶりのセンバツがほぼ確実。準決勝へコマを進めた健大高崎は夏春連続、常総学院は2年ぶりの春を手中に収めるだろう。

 18年ぶりに東京を制した東海大菅生は投打の中心選手である、勝俣翔貴(3年)が注目。投げては最速142キロ、打っては左打席から快打連発とプロスカウトも熱視線を送る。

▲東海大菅生・勝俣は投打で注目を浴びている



 さて、残る1校の争いは・・・

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