高校生No.1右腕としてドラフト1位で楽天に入団した安楽智大。「1年目から一軍で勝負することしか考えていない」と語る18歳が目指す頂にはどんな未来が広がっているのか。日本ハムの有原航平、巨人の岡本和真とともに、2015年最も注目を集めるゴールデンルーキーが熱き胸の内を明かした。 取材・構成=松井進作 写真=前島進(インタビュー)、BBM 亡き恩師からの言葉を胸に刻んで
──新人合同自主トレが目前に迫ってきました。いよいよプロ野球選手としての本格的なスタートになりますが、いまは期待と不安だったらどちらの方が大きいですか。
安楽 楽しみな部分もありますけど、どちらかと言われたら不安ですね。
──それはどのあたりで?
安楽 高校時代にあれだけの実績を残していた
松井裕樹さんでさえ1年目の前半はかなり苦しんでいましたし、やっぱりプロはそれだけレベルが高いんだな、と。その中で自分はどれだけやれるんだろうという部分で不安も少なからずあります。
──その中でユーザープレゼント用にいただいた色紙にはサインとともに「開幕ローテーション」と書き記しました。1年目から一軍で勝負するんだという安楽選手の強い思いを感じました。
安楽 周囲からは高卒で右ヒジに故障歴もあったりするので「無理するなよ、焦るなよ」と言っていただいていますが、本当に力があって出てくるピッチャーは日本ハムの
大谷翔平さん、
阪神の
藤浪晋太郎さんのように高卒1年目からでもちゃんと活躍されている。なので、僕の中では高卒だからとか、大卒だからとかは意識していません。プロに入った以上はもう同じ土俵で戦わないといけないですし、これから始まる新人合同自主トレ、キャンプ、オープン戦でしっかりアピールして開幕ローテーションを狙っていきたいです。
──ファンの方もすごく気になっている部分でもある高校2年時に痛めた右ヒジの状態というのは、もうまったく痛みなどはないのですか。
安楽 もう・・・
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