巨人の歴史を変える男になってほしい。長嶋茂雄終身名誉監督が背負った「3」と、原辰徳監督の現役時代の「8」を組み合わせた背番号「38」には、岡本和真への明確なメッセージが込められている。そんな近未来の巨人、日本球界をけん引するであろう高校通算73発の大砲にも、壮大な夢がある 取材・構成=坂本匠 写真=佐藤真一、BBM 巨人は負けないチームとにかく強いという印象
――1月8日から、ジャイアンツ球場で新人合同自主トレがスタートします。昨秋のドラフトからの2カ月強をどのように過ごしていましたか。
岡本 プロでプレーするには体力が必要と考えていたので、走って、腹筋などで筋力トレーニングをして、バットを振り込みました。ファンフェスタ(11月23日、東京ドーム)の入団会見のときに、原(辰徳)監督からも「しっかり走って準備をしてきてくれ」と声を掛けていただいたので、特に走ることとスイングは意識してやってきたつもりです。
――ウエート・トレーニングは、ほとんど行わないそうですね。
岡本 これまでもそうでした。打つ力はバットを振って、下半身は走り込みを中心に鍛えるようにしています。
――プロ野球選手としての第一歩を間もなく踏み出すわけですが、徐々に気持ちが昂ぶってきているのではないですか。
岡本 ドラフト後に施設見学や、ファンフェスタ、入団会見などを経験させていただいて、プロでやる実感が沸いてきました。すごい選手が集まっているプロの世界で、特に一番伝統のあるチームで野球をさせていただけるのは本当にうれしいです。
――ジャイアンツというチームに対する印象はどのようなものでしたか。
岡本 日本を代表する選手ばかりで、負けないチーム。とにかく強いという印象を持っています。
――奈良県五條市出身ですが……。
岡本 野球を見るとなると、
阪神が多かったのは確かです・・・
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