投手でキャプテンという珍しいケースとなった日本ハムの宮西尚生と、もともと選手会会長を務めており、侍ジャパンのキャプテン、楽天でも今季から要職を任された嶋基宏。2人の新キャプテンは、どのようなスタートを切ったのか。 新主将クローズアップ 楽天・嶋基宏 日本ハムの新キャプテンに任命された宮西尚生は、“パイオニア”ともいえる役割に、必死に向き合っている。中継ぎエースとして地位を築き上げ、8年目の今季からチームのかじ取り役を託された。
栗山英樹監督によるサプライズ指名だった。投手がキャプテンを務めるのは球団史上初のこと。かつては
稲葉篤紀、
小笠原道大、
金子誠、
田中賢介らそうそうたる野手陣が背負ってきた大役である。
ヤクルトにFA移籍した
大引啓次が担っていた役割を引き継ぐ。通例ならば常時、試合出場するレギュラー野手を指名するため、異例の抜てきと言えるだろう。
責任感と自覚十分に、動き出した。2月1日のキャンプ初日。左胸に刺しゅうされた「C」のマークのまっさらなユニフォームで、船出をした。「恥ずかしいですよ」と心地よい違和感を明かしたが、精力的だった。自身の練習メニューを終了すると、メーン球場へ移動。打撃ケージの裏へと足を運び、野手陣のフリー打撃の様子をチェックする。時折、談笑しながらコミュニケーションを深めようとする姿に、すべてが表れていた。栗山監督ら首脳陣とも・・・
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